「はっ!
はぁ、はぁ、はぁ、」
勢いよく体を起こすと、
「マキ様?」
女の人が驚いている。
多分服装的に、メイドだろう。
周りを見ると、多分私の部屋でベッドの上に座ってる私。
布団を退けようとすると自然と視界に入る手。
「え…?」
肘から下がない。
その手で布団を退けると、
膝から下がない足。
「かっ、鏡!鏡ちょうだいっ!!」
「はっ、はい。」
メイド服の人が鏡を持ちこちらに向ける。
真っ黒な皮膚と真っ赤な皮膚。
少なくとも前の綺麗な顔はなくなっていた。
「い"やぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあ!!」
ーENDー