ーアキに変な質問をされた放課後ー
いつものように二人で下校してる。
「ねぇ、マキ。」
「ん?」
「そろそろバレると思うから、言うね。」
「…バレる?」
「うん。
…あのね。
私、死んでるの。」
「え?…な、なに?
その嘘。」
「嘘じゃないよ?ほんとに私、死んでるの。」
「じゃ、じゃあ、なんで?
私カナの事見えてるよ?
触れるよ?
みんなにも見えてるじゃん!!」
「あのね、ここはマキの夢の中なの。」
「…え?」
「覚えてない??
現実では私達はもう成人超えてるの。
でも、わたし達の出会いは高2だった。
私はイジメられてた。
そんな私をマキは助けてくれた。
それでねよく、お互いの家に行って遊んでた。
私が死んだあの日もね…」