「なにさ。こんなに人が毎日話しかけてるのに無視。いざとなったら助けてくれる。お礼をいってくれる。わざわざ追いかけてくれる。」

「は?」

「でも、いつもは無視。なのに、なに?なんでこんなときだけ無理に聞こうとするの?ちょっと自分勝手だよ!!」



あぁ。いってしまった。


「だったら付きまとうんじゃねーよ。」


それだけ言うと、永瀬君はいってしまった。