え……
ま、まさか……
「ちっ、千尋~!ふっ、福山が俺のこと……」
千尋に助けを求める寛貴。
まずい!!!!
千尋のことだ、わたしが寛貴のこと蹴り倒したなんて知ったら、逆上するに決まっている。
修羅場だ……
あぁ、これでまた関係が悪化する……
今回は修復不可能かも……
「どうしたの?寛貴先輩、こんなところに転がって……ナナ先輩がどうしたっていうの?」
無表情で近づいてくる千尋、
初めて見た、こんな迫力たっぷりの千尋を……
「お前に頼まれて携帯届けに行ったら、福山のヤツが急に告ってきたんだよ!!!!
俺には千尋がいるって断ったら、急にキレて蹴り上げられて……助けてくれよ~!」
はああああ!!!?
さっきまで色気がないとか、ヤル気がしないとか言ってたくせしてよくもまぁそんな嘘をしゃあしゃあと吐けるものね。
感心するよ。
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