苦しみあえぐ寛貴を冷ややかに見下ろした。
「忘れたの?今度千尋を泣かすようなことをしたら役に立たないようにしてやるって言ったでしょ?
わたしのこと好き、って……アンタ何考えてるの?
千尋はどうするのよ?アンタの彼女じゃなかったの!!!?
ふざけるのもいい加減にして!!!!
何度も何度も千尋を泣かせて、何も感じないの?
千尋はね、アンタのことが本気で好きなんだよ!!!!
そんな千尋の一途な気持ちを踏みにじって……許さない!!!!
わたしはね、アンタみたいなだらしがない男が一番嫌いなのよ!!!!
おととい来やがれってんだ!!!!」
寛貴に口を挟ませる隙を与えることなく、沸き上がった怒りの感情全てをぶつけた。
唖然として金魚のように口をパクパクさせる寛貴。
こんな姿、千尋には見せられないわね。
「ナナ先輩!?あれ?寛貴先輩、何で転がっているんですか?」
.


