これでいける。
そう思ったのもつかの間、明東大付属は持ち味の力強いバレーで巻き返し、第3、第4セットを連取。
勝負は最終セットに持ち込まれた。
「これは想定内よ。ただでは勝たせてもらえないことは始めからわかっていたんだから。
でも、ここまで来たら悔いのないプレーをしようね、みんな!」
美帆の言葉にみんな大きく頷いた。
「それにしても、強いわ明東大付属。
もしもナナ先輩が北相に来なかったら……」
亜子の言葉にみんなの視線がわたしに集まった。
「な、何よ!!!?」
みんなは顔を見合わせて、
「きっと今頃、こてんぱんにやられてたかも……」
千尋の言葉に、キャーという悲鳴が上がった。
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