急いで駆け寄り、
「結衣!
結衣!!!!しっかりして!!!!」
結衣に呼びかけた。
「ナナ、先輩……ッ!」
絞り出すように言葉を発して、ゆっくりと起き上がろうとした結衣の顔が苦痛に歪む。
「……ッ!!!!」
右肩を押さえ、再びフロアーに倒れこんだ。
「肩、痛めたの!!!?」
痛みを堪え、頷く結衣。
「福山!!!!」
厳しい表情の久保先生。
言いたいことはわかる。
「はい!!!!」
シューズの紐を結び直し、体をほぐす。
「結衣、あとは任せて」
担架で運ばれていく結衣にそっと言葉をかけた。
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