この2日間、わたしの出番はなし。
ま、もっとも亜子と千尋の二枚看板が絶好調で、正セッターの結衣は特訓の成果を十分に発揮し、わたしの出る幕はないといったところ。
「ナナがベンチにいること自体、相手チームにとっては脅威よね?わたし達は心強いけど」
なんて、美帆は言っていたけれど、
正直のところ、今でも自分がここにいてもいいものなのかと思っている。
チームのみんながわたしを歓迎して受け入れてくれているのはわかっている。
でも、
まだ心のどこかで壁を作っている自分がいることも事実。
大会が終わるまでにこの壁を打ち破ることができるのだろうか……?
「ナナ先輩、時間ですよ」
千尋に声をかけられ、コートへと向かう。
どんなに小さなことでもいい、
今私にできることをひとつひとつやっていこう。
そうすれば答えがおのずと見つかるはず。
.


