ハッピー☆ラッキー




幸せ、なんて言われると嬉しくなる。


「わたしもだよ」


感謝の気持ちを最小限の言葉にこめた。


『ナナちゃん』


ケイくんの声が鼓膜と心を揺らす。


「ん?」


一瞬の間の後、


『好きだよ』


高鳴る胸の鼓動。


いつもならわたしも同じように気持ちを伝えられるのに……


「「ケイくん、愛してるーーー!!!」」


えっ!?


亜子と千尋がわざと聞こえるように言った。


あぁ、もう……。


『ははは……

例の後輩くん達が代わりに言ってくれたみたいだね。

後輩に慕われる先輩っていいよな』


いえいえ、わたしの場合、単にからかわれているだけですから……。


『これ以上話していると、ナナちゃんが大変みたいだから今度こそ切るね、おやすみ』


「うん、明日電話する。おやすみなさい」


そう言うと、電話を切った。



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