「なっ!謝るのはあんた達だって……」
その言葉に反応した千尋を亜子が制した。
レギュラーの3年生がわたしに近づいてきて、
「ナナ、わたし達、あなたに謝りたくて……」
すぐさま美帆が間に割って入った。
「すみません、あなた方の気持ちもわかりますが、福山は今もそのことで苦しんでいます。
わたし達はどんな理由であれ、明東大付属や大学側ががナナに行った仕打ちは許せません。
ですからその件に関しては福山を混乱させたくないので試合が終わってからでお願いします。
お互い順調に勝ち進んでいけば決勝で対戦することになります。
わたし達北相は少数ですが、福山に鍛えられた優秀な選手がそろっていますから油断は禁物ですよ」
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