ハッピー☆ラッキー




そんな願いも虚しく


「ナナ?ナナでしょ!!!?」


マネージャーのはるかがわたしを呼んだ。


「えっ……ナナ?」


明東大付属のレギュラーメンバーは騒然とし、チームメイトがわたしをガードするようにとり囲む。


「すみません、わたし達練習があるので失礼します」


美帆が牽制するが、彼女達は何かを訴えるようにわたしを見つめた。


「あなた達、何をしているの!!!?宿舎に戻るわよ!!!!」


ものすごい剣幕の主を見ると、真夏だというのに大きなマスクをした長身の女性が腕組みをし、威圧感を漂わせていた。


彼女は……


「秋元先輩……?」


そう、彼女はお兄ちゃんの元カノで2年前、わたしを陥れた秋元沙世。


不快と拒絶。


彼女に感じるものはそれだけ。



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