「もぉぉぉ!!!!ナナ先輩、聞いてくださいよー!!!!」 放課後の図書館。 飛び込んできた千尋によってその静けさが打ち破られた。 「シーッ!千尋っ、ここは図書館。静かに!」 同じテーブルにいた亜子が眉をひそめ、静かに咎めた。 「だって、寛貴先輩が……」 千尋の大きな目から涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。 「「「シーーッ!!!」」」 中間試験の前とあって、勉強に勤しむ生徒達の非難に満ちた視線がいっせいに突き刺さる。 怖……。 もうっ、千尋のヤツ。 空気読めっての!!!! .