「さすがのナナも限界だったんだな。
ヒステリックな叫び声を上げてボールを掴むと、全ての部員の顔面にサーブやらスパイク打ち込んで……
顔面腫らしたヤツいれば、鼻血出してるのもいた。
黒幕の沙世なんて一番破壊力のあるジャンピングサーブを顔面に食らったから前歯が折れて、口から血を吐いて泣きながら床に這いつくばっていた。
極めつけはナナへのいじめを見逃していた監督だった。至近距離からいくつもスパイクを打ち込まれて、ボコボコに殴られたみたいだった。
本当は止めるべきだったのかもしれない。でも、俺にはそれを止めることはできなかった。
むしろ、一番にナナを理解すべきだった俺こそが報いを受けるべきだったんだ。
その後、ナナは倒れた…脳震盪を起こしていたのに、あのサーブとスパイクは男子顔負けの破壊力で俺でも受け切れなかったと思う」
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