ハッピー☆ラッキー




「沙世から聞いたぞ、お前がチームワークを乱して困っているって」


咎めるようにお兄ちゃんは言った。


キャプテンがお兄ちゃんにあることないことを吹き込んでいる。


どこまで汚いの……


「違う!わたしはちゃんとやっているわ!!!!お兄ちゃんはわたしよりもキャプテンの言うことを信じるの?」


お兄ちゃんは、刺すような視線をわたしに向けると、


「沙世が俺に嘘なんて吐くわけがないだろ?」


完全に彼女を信じきっている。


まるでマインドコントロールされているみたい。


今までこんなこと言ったことなんてなかったのに……


お兄ちゃんは恋に溺れ、洞察力が鈍ってしまった。


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