レギュラーに学年なんて関係ない。
実力がモノを言う世界、奪われたら実力で取り返すしかないのに……
「何とか言いなさいよ!!!!」
わたしの両肩を掴んで体を揺さぶり、罵声を浴びせかける先輩を誰も止めようとはしない。
同級生すらも。
みんな口では助けると言ってたって、自分可愛さに平気で仲間を裏切ることができるんだ。
ここに亜子と千尋がいたら、全力で守ってくれたに違いない。
何を言えというの?
文句を言うならわたしにじゃなくてわたしを選んだ監督に言えばいいじゃない!
先輩達は嘲笑い、蔵原先輩を煽り立てる。
「もうやめてください!こんなことをして出場停止になったらどうするんですか!!!?」
監督を呼びに走ったのは、マネージャーのはるかだけ。
このままでは確実に出場停止だ。
そうだ、いっそのこと出られなくなってしまえばいい
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