「わたしはお兄ちゃんにいいところを持っていかれた出がらしの妹みたいだから仕方がないでしょ
?歯医者に身長180センチもいらないし……バレー辞めたらパリコレに出るつもりもないからこれでいいのよ」
お兄ちゃんにチクリと言った。
「おい、出がらしの妹?誰が言ったんだよ?そんなこと。ネットの掲示板か?」
お兄ちゃんの声のトーンが一気に下がると、秋元キャプテンの笑顔が凍りついた。
「さぁ、誰でしたっけ?キャプテン」
わざとキャプテンに振ってみる。
キャプテンは額に汗をにじませながら、
「えーっと、誰だったかしら……?ごめんなさい、覚えてないわ」
苦し紛れに言葉を出した。
わたしは覚えているよ。
言ったのはあなただということ。
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