ハッピー☆ラッキー




「沙世ちゃん、気をつけたほうがいいぞ。ナナは小さいが、スパイクもサーブも破壊力抜群だからな。俺も昔、顔面直撃で口の中を切ったことがある」


お兄ちゃんの言葉にキャプテンは顔を引きつらせ、


「そ、そうね、福山さんのサーブはレギュラーメンバーも当てることすらできないわ。

さすが、全日本のサブセッターよね?トスワークもわたしよりも上手だし、近いうちに必ずレギュラーになれると思うわ」


なんて、心にもないこと言ってるのはミエミエだよ。


「お前もあと10センチ、いや、15センチ高かったらエースアタッカーになれたのに……」


残念そうに言うお兄ちゃんカチンときた。


でも、その言葉以上に、お兄ちゃんの横でキャプテンがニヤリと笑ったことに腹が立った。



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