ハッピー☆ラッキー




わたしの言葉に、寛貴は無言で頷き、千尋は、


「わかりましたっ!!!!先輩、すぐですけど、家まで送って行きます。ほらっ、寛貴行くよっ!」


寛貴の手を取り、歩き出す千尋。


ほんの一瞬だけ寛貴が嬉しそうな表情を見せたことは、わたしだけの秘密にしておこう。


「それじゃ先輩、ありがとうございました。おやすみなさーい!!!!」


「うん、今日はありがと。寛貴、千尋のこと……お願いね」


寛貴は小さく頷くと、


「福山、その、俺……悪かったな」


寛貴にしては、精一杯の謝罪に違いない。


「寛貴、もう寛貴にも千尋の良さがわかったんじゃないの?わたしの大事な可愛い後輩、今度泣かすようなマネしたら……」


グッと拳を固めて見せると、寛貴は顔を引きつらせ、


「わかったわかった!もう浮気はしないって!!!!」


そう言うと、千尋と向き合い、


「俺、千尋に怒鳴られて何だかすげぇしびれた。これからも俺のこともっと叱ってくれよな?」



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