千尋は寛貴を見下ろして言った。
「わたし、決めました。寛貴先輩……ううん、寛貴とは、別れません!!!!」
はい?
満面の笑みを浮かべる千尋に、目を見開く寛貴。
「おかしいだろ?お前。そこまでわかっているなら、普通は別れるんじゃねぇの!!!?」
呆れたような口調の寛貴に、千尋は、
「普通はね……でも、今ここで別れたりしたらアンタはもっとダメになる。
わたしがアンタの根性叩き直してあげる!!!!別れたかったら、浮気はやめること。
守れなかったら……」
そこまで言うと、わたしを見て、
「ナナ先輩、今度わたしに膝蹴りの極意を伝授してください。実践はこの男で…構いませんよね?」
指を差された寛貴が震え上がったことは言うまでもない。
千尋、
もう何も言うことはないよ。
千尋の本気の恋、
応援するよ。
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