「いってーな、何するんだよ、千尋!!!!俺は被害者なんだぜ?何で俺がお前に叩かれなきゃならないんだよ!!!!」
頬を押さえたのは寛貴。
そりゃ痛いに決まってる。
千尋のスパイクは男子並みの破壊力なんだから渾身の力をこめたビンタが痛くないわけがない。
千尋は寛貴を見下ろして言った。
「わたしにそんな見え透いた嘘が通用するとでも思っているの!!!?
ナナ先輩がそこまでするなんてよっぽどのこと。そこまでさせるアンタが悪いに決まってるじゃない?
仮にもわたしの彼氏であるアンタに告るなんてこと、ナナ先輩に限って100%ありえない!!!!」
千尋がキレた。
寛貴のヤツ、寛貴先輩から一気にアンタに格下げになってるよ……。
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