2015.2.14~Valentine Love~











「な、何言ってんの!?深町さっ……」





「東雲くん、別れたいほどあたしのこと嫌いなんですよね。なので、お別れです」





あたしはそう言って、東雲くんの手をゆっくりと退けた。





そして、そのまま彼に背を向けて走り出した。










「ちょっ……深町さんっ!」





「あれぇ、環じゃん、遅かったねぇ〜」





後ろで、その言葉が聞こえる。





……胸が痛い。





ボロボロと零れる涙をそのままに屋上へ向かって走る。





確かあそこには、ゴミ箱があった。





あそこに捨ててしまえ。





行き場のないこのチョコレートなんて。