「な、何言ってんの!?深町さっ……」 「東雲くん、別れたいほどあたしのこと嫌いなんですよね。なので、お別れです」 あたしはそう言って、東雲くんの手をゆっくりと退けた。 そして、そのまま彼に背を向けて走り出した。 「ちょっ……深町さんっ!」 「あれぇ、環じゃん、遅かったねぇ〜」 後ろで、その言葉が聞こえる。 ……胸が痛い。 ボロボロと零れる涙をそのままに屋上へ向かって走る。 確かあそこには、ゴミ箱があった。 あそこに捨ててしまえ。 行き場のないこのチョコレートなんて。