キンコーン、カンコーン♪
キーンコーン、カンコ―――
ダダダダダッッ
ガッシャン!ドゴーン!!
―――――ン♪
「セーフ!!」
教室の入り口にあるバケツを蹴っ飛ばしながらもギリギリチャイムに間に合い、かっこいいポーズをしてる美人も私の友達。
彼女は、名張ゆき。
学年で美人ランキングをつけたらtop3には入るな。下手したら1位かも。
「ゆきちゃん、おはよう♪ギリギリだね~。」
みずきがゆきに話しかける。
「おはよっ!」
挨拶を返しながら颯爽と席に座るゆき。
やっぱり、かっこいいなぁ。
なんて、思ってるとゆきと目があった。
オ・ハ・ヨ
もうHRが始まっているので口をパクパクさせて挨拶してきた。
私も、オ・ハ・ヨ っと。
目をあわせて二人で微笑む。
