『いやぁぁあああぁぁぁあ!』 ガヤガヤガヤ 真っ暗な夜、私の声が響いた。 『うぅ、あさ、とっ。麻斗ぉ。 ねぇ、麻斗っ、返事、してよっ』 私は、冷たく重たい麻斗の体を揺すった 周りの人は同情の目で見てくる 『みんなっ、そんな目でみんじゃねぇっ!』 んだよ、きたねぇ目で見んなよ 『麻斗ぉ、好きだよ、っきだから』 涙がボロボロ溢れてくる この涙は止まることを知らない。 私の声は儚く闇に消えていった。