君のその笑顔が、声が。


全てが好き。


「ううん。帰ろっか。」


心臓がバクバクしていて、少し苦しい。


と、並んで君と帰るの。


段々と人がいなくなる場所。


ここで渡そうって、決めてるの。


あぁ、もう少し。


だから、チョコを取り出した。


「ねぇ。」


そう呼ぶと、笑顔で


「何?」


って、聴いてくれる。