幕末の恋と花のかおり【完】



「…大丈夫だよ…。早く次の部屋に…」


「そんな…! 無理ですよ!」


そんな時、静かに麩があいた。



「お久しぶりだね。"花香"ちゃん」





そこにいたのは、吉田栄太郎だった。