眩しい光が差す。 真っ白い薬品の匂いがする病院の一室に百合は居た ズキズキする頭を抑えて起き上がる。 すると近くでに由美が寝ていて。 近くに寄ろうとすると。 ガラガラ…… 「あ、百合ちゃん、おはよう。頭は痛くない?」 黒美が小さく切ってある林檎を持って来てくれて。 百合は彼女に、 「うん、大丈夫。ありがとね?」 そう返すと、 「ゆ~りぃ、私ぃ、もぉ、食べれなぁ~ぃ。もぅ勘弁して、よぉ。」 由美が寝言を放って。 それに百合と黒美が笑う。