真ノ花と嘘ノ花




●●side


「お前さ~、ターゲットの事、どう思ってんの?」


その言葉は私に向けた言葉。


私にその言葉。


「喧嘩売ってんの?」


そんな私に。


「うん~♪でもォ、奴は相当なんだよネ~。」


ウフフ、と笑いながら言ったコイツ。


そんな私達を見て。


「はぁ、そんな話は止めろ。とにかく、ターゲットを傷付けずに連れてこい。」


主は、不気味に笑って言った。


そんな彼に


「「我が主の仰せのままに!」」


と、いつもの言葉を口にすることしか出来なかった。