真ノ花と嘘ノ花




由美も書いている。


莉音も。


凄い・・・!


由美に声を掛けられる。


「百合、百合も書くの。柚里も。」



(ええ!ま、いっか。)


黒美は呆然と固まっている。


そんな時。


「みんな~、何書いてるの?」


「っち。こんな教室……。」


正木君が言う。


もう書き終わったのだろう。


(黒美の可愛いところ3つ・・・?無いなー。全てが可愛いから、いや、可愛いが当たり前なのか。)


「コイツとキスか……。」


「嫌だー、てか、何で莉音書いてンの?」


「んー、姫に俺のカッコよさ知ってほしいからな。」