幸せな朝。


心なしか時間が進むのが遅く感じる。


それは莉音と会えるからなのだろう。


黒美からメールが来ていて。


黒美:今日は仕事があるから学校休みます。


(仕事か・・・、)


そんな彼女メールに返す。


百合:頑張ってね!


だけど由美が来ると思う。


・・・クシュンッ


今は9月下旬。


少し寒くなってきてる。


何て考えながら下へ降りた。


「百合、おはよう。」


いつもは居ない私のお母さん。


何処かの社長さんらしい。


「帰って来てたんだね。」


(久しぶりだなぁ、)


「えぇ、」


久しぶりに、お母さんが作ってくれた朝食を食べ、由美が来てくれたので家を出た。


「百合、はよ。」


「おはよう!」