真ノ花と嘘ノ花




看護婦さんは私に。


「そうですか。後で少し話を聞かせて頂けませんか?」


といい、私達3人を追い出した。


待合室に入ると八重神が私を睨み付けてくる。



「よくダチが記憶を失ってんのに笑っていられるな。」


何て。


「うん、そうだね。でも、記憶を失った何て言われて不安になるのは百合でしょう?あと、私は彼女を苦しませていたあなた達の記憶がきえて少し嬉しいの。それに記憶を消したきっかけはあなた達、じゃないの?」



にこり、と笑ってみせると八重神さんは顔を歪めた。


それよりも、


記憶が戻った時、さらに苦しめられるのは百合。



由美は、笑って。


「ふんっ、いい様ね。」


.......はぁ。


でも、多分百合は希蝶に戻った方がいい。


百合も、希蝶も、元に戻りたい、というのは明白。


でも、


記憶を取り戻した時に怖いという感情に支配されると不味い。