真ノ花と嘘ノ花




あははッ、って笑う由美。


オレも笑いそうになるのを堪える。


だって、


「親に棄てられて、主に捨てられ挙げ句の果てに、盗んで取った彼氏に付いていた嘘もばれて。ッふは、最高だろ。」



すると、夢野は動揺して。


「ッ、私はッそんな!」


カチッ


『雨にはこれから夢野奈稚として、佐野百合から姫の座を奪え。』


『はい、かしこまりました。........失礼ながら、何故?』


『ク、次のターゲットは、姫野黒美と佐野百合だ。』



カチッ


・・・由美って色々怖ぇ。


何でこんなの持ってんだよ。



「ッふ、ふはははっ!百合や黒美を狙うから、こうなるのよ。全く、真紅は。」


目の前に元、友達がいる、と言うのに相変わらずだな、由美は。



「ッ、奈稚・・・。」


「奈稚さん・・・。」


「なっちゃん、」


「本当なのかよ・・・ッ!」