声のする方を振り向けば、何故かひきつった笑みを浮かべるケイタの顔。 「……ぁ」 「ぁ、じゃねーよ!今完全に俺の事忘れてただろ!?」 図星を突かれて、思わずギクッという効果音が脳内に響く。 「忘れてないよ!じょ、冗談…?」 そう苦笑いを浮かべれば、ケイタから飛んでくる銀色の拳。 な、殴られる…?! ―――ガシッ 「……けいひゃ、いひゃい…」