よわむし恋愛バトン




『よっしゃ~~~~!!!!!』




突如聞こえた低い叫び声に、私は俯いたまま目を大きく見開く。




多分、多分だけど…




そっと視線を上げれば、嬉々とした笑顔を浮かべる100人ほどの部員達。





うわ…私、こんな大勢の前で自己紹介してたんだ…。



クラスの人数の何倍だろう…??




何て思いながらも、私の顔は自然と綻んでいく。




と、とりあえず…喜んでくれてる、のかな??





気づいたら学校のグランドに居て、いきなり背中押されて意味わかんなかったけど…





結果オーライ……??