そして俺は、ベッドの上で雫の過去を聞いた。
早乙女二瑚によってお父さんはなくなり、復讐を誓ったことを。
俺は雫にキスをして、抱きしめた。
「雫、俺も手伝うよ。
雫が憎い奴は、俺も憎いんだ」
「慎……」
雫のことを、俺は本気で愛しているから。
他の誰よりも、深く愛しているから。
雫が望むことは、俺も望む。
雫が憎むことは―――俺も憎む。
だけど、雫は復讐をやめた。
雫の親友・幸来ちん先輩の幸せを取ったようだ。
雫が幸せになれるのなら、それで良い。
雫。
雫。
―――愛しているよ。
一緒に、
幸せになろう?
【END】
ここまでお読みくださりありがとうございました。
変な所にあとがきですが、気にしないでください。
最後雫と慎について書きたくなったので、書きました。
主人公の幸来と二瑚があんまり出てきませんでしたが、番外編なので。
幸来&二瑚も、雫&慎も幸せになってほしいですね!
2015年2月12日
米本美生


