ある日俺は、洗濯物を畳む雫を見て我慢できなくなって。
目の前の雫にキスをした。
雫は驚いていた。
「慎くん……?」
「……ごめん」
「私たちは、姉弟だよ…?」
「わかってる。
だけど俺は…雫が好きなんだ」
「慎くん……」
雫は洗濯物を置き、俺に向かって乗り出してきた。
雫の可愛らしい顔が目の前にあり、俺は理性を飛ばさないよう必死になって抑えた。
「雫……?」
「慎」
ずっとくん付けだったのに呼び捨てにされて。
嬉しくなって、思わず抱きしめた。
雫も恐る恐るだけど、抱きしめ返してくれた。
「雫、ごめん。
俺ら姉弟ってわかっているんだ。
だけど俺は…雫が好きだ」
「慎。
私もずっと、慎が好きだったの。
姉弟、とか関係ないわ。
だって私たちは、義理の姉弟でしょ?」
そして俺らは、キスを交わした。
普通のキスだけじゃ物足りなくて。
1日で、俺らは深いキスに辿り着いた。