「俺は年下だし、外見と外面は完璧だけど、中身は脆いだろ。
多分俺は、幸来がいなくなったら、今すぐここで自殺する」
「はっ!?」
衝撃発言に、あたしは素っ頓狂な声を出した。
「俺には、幸来しかいらない。
だから、幸来……俺の傍にいてくれるか?」
ギュッと、二瑚があたしを抱きしめる。
あたしを抱きしめる力は強いけど、震えていた。
「……当たり前じゃない。
二瑚こそ、あたしの傍を離れないでよね。
二瑚しか欲しくないし、二瑚以外は望まない」
あたしは二瑚を抱きしめながら、泣きだした。
そんなあたしの頭を、二瑚は優しくなでてくれた。
「幸来、年上に見えねーな」
「良いの。
年上とか年下とか、恋愛に関係ないもん」
「……だから俺、幸来が好きなんだろーな」
あたしから離れた二瑚は、ふっと笑った。
そして、右手首に触れた。
「二瑚……?」
「俺もそろそろ、これに頼るの…やめるよ」
シュル……と、二瑚は右手首にずっと巻かれ続けていた包帯を取った。


