この気持ちは、気付かれない。







「…そんなにビックリしなくっても。私だって周りの友達から話を聞いたりして、少しくらいは知ってるよ?そりゃ、私には弘くんがいるけど…私の友達にはセフレが居るから彼氏はいらない、とか言う子もいるし…」

「……優衣の教育に悪い。」

「ははっ!皐月ちゃんならそう言うと思った!私のママみたいだもんね、」




ふにゃりと笑ってくれて、内心ではホッとする。





わたしには、優衣に言えないことが多すぎる。