天然魔法使いと意地悪悪魔


その女の子は髪を後ろに結んでおり、背は私より大きく、見た目は明るい女の子って感じがした。


「ねぇねぇ、貴方さ名前何て言うの?」


その女の子は私に喋りかけて来た。


私は友達になるチャンス‼︎と思い、笑顔で自己紹介をした。


「えっと…私の名前は、マムルナ=サムディ‼︎貴方は?」


「あ、私の名前はね~リルート=マーミ‼︎よろしくね‼︎」


私は女の子の名前を聞いた時、ふと思った……


リルートって、こ、ここの理事長と同じ名前やん‼︎と…


そして、意を決して聞いてみた…


「ね、ねぇマーミちゃん…もしかしてだけどさ…マーミちゃんって、この学園のり、理事長の娘とか何かかな…?」


「え、うん‼︎そうだよ~♪あははっさすがにばれたかぁ」


私の予感は的中していた。


でも、それと同時に違和感を感じた。


それは、ここの理事長、リルート=ミリア理事長になんか娘は居ないんだもの‼︎


その理由は、この学園の掲示板をみれば分かる。


だって、その掲示板には…「ねぇ…さっきから何ぶつぶつ言ってんの?あ、もしかして…私の正体ばれちゃった?」