メグルさんがドアを開けるとカランコロンカラーン♪とあの装飾品が鳴る(正式な名前を私は知らない)





「メグルさん、看板…」



「あぁ、あれなぁー」




店の奥に向かおうとするメグルさんの背中に問いかけると、
私の言葉を遮るように話し出した。




「…帰る前、たまたま見つけてたまたま直しただけや。」






そう言って、スタッフルームに入っていった。












…何よ、





ちっとも、口紅に気づいてくれないじゃない。