後藤 吟多






彼はこの世に生まれてくる定めの人間






彼の罪は







藍森 春洸と一緒にいること







死にたいと思っていること







そして







自分の手を汚したこと







彼は知っている







この世のすべてを







彼は知っている







これから起こることを







彼は知っている







人を殺す感覚を







彼は知らない







愛情という温もりを