まわりが静かになって、花火が上がり始めた



「すごい…」



綺麗だなぁ



こうやって四人で夏休みもたくさん遊べて本当に楽しい



ずっとこんな時間が過ごせたらいいのに



そんなことを花火に願いながら見ていた



『来年は花火見れたらいいな。』



そう言っていた蓮は今横にいる



「一緒に観れてよかった…」



花火の音に紛れて呟いた



「なんかあっという間だったなー。」



「でもすごかったね!私こんな近くでみたの始めてだよ!」



「きてよかったわ。」



「来年もまた見れたらいいな!」



「蓮君!!」



皆で帰っていたら蓮の名前を呼ぶ声が聞こえた