「俺のこと知ってた?」



知ってるよ



喉まででかかった言葉を飲み込んだ



「ごめんねっ…私の知り合いに同じ名前だし似てて色々思い出しちゃった。ごめんね。」



「そっか…」



「私日誌出してくるから渋谷君はもう帰ってていいよ!」



「わかった。」



蓮なのに蓮じゃない



そう思うだけだ胸が痛い



職員室に行って日誌を出した



ケータイを見たらお兄ちゃんから卵を買って来てほしいって頼まれて仕方なくスーパーによった