蓮side

俺はなにも覚えていない



知っているのは自分の名前が渋谷蓮だということ、あとは家族…そして彼女



高1の時に事故にあって記憶喪失になってしまったらしい



だから俺の今は病院から始まっている



目が覚めたら病院で泣いてる親がいた



その横には1人の女



「蓮君っ!?」



「……お前誰だっけ。」



その女は如月夕菜といって俺の彼女だったらしい



通っていた学校は辞めて家のもっと近くの夕菜の通う高校に転校することになった



ただなにかが欠けている気がする



俺にはもっと大切にしなきゃいけないなにかがあったはずなんだ