昼休み、俺達のたまり場である、屋上で作戦会議をすることにした。



「ハンスを除く、モテないブ男共!」



俺の失言により、佳祐と元気にボッコボコにされ、制服についた砂埃を掃いながら改めて聞いた。



「俺達は、何でチョッコレイトがもらえないと思う?」



すると、佳祐が口を開く。



「そりゃあ、やっぱ、モテないからじゃないか?」



佳祐の言葉に俺は指を差す。



「そうだ。それは、ハンスを除く俺達がクズでどうしようもなく、救いようのない馬鹿だからだ!」



再び俺の失言により、佳祐と元気にボッコボコにされる。



「そこでだ!俺達には、救世主が一人いるだろう!」