「どうする?」

「ひとまず、バックナンバー見るか?」

「そうだね。」

カラーのデザインされた表紙……。

見やすいね……。


「なんか字ばっか!!」

OO部長は、
古いバックナンバーを見ていた!?

「何じゃこりゃ!?」

卒業特集号で、
各学部の先生方一人一人が、
短冊形の紙に直筆で書くコメントが並ぶ……。

「卒」
「業」
「お」
「め」
「で」
「と」
「う」
「!」

先生たち遊んでる……。

「プラモやバイク!?」

「趣味に走ってる。」

「企画も暴走だな!」

「在庫している古い雑誌じゃまくさいね!!」

「俺らの雑誌ができたら、
何処にしまうんだ?」

「床に一杯有るから、
この上に積むの?」

「処分しちまいたい!!」

コンコン!

ドアを誰かノックしている。

「はい!」

「仮入部証作ってきた。
守衛室でこれ見せて、
借りて開けるんだ!!
本入部するなら、
証明写真撮ってきて!
大きさは、学生証と一緒で2枚ね!」

「了解(ラジャー)!」

「あと、5時には帰ってね!
活動日は、皆で決めて、
OO部長、報告頼むな!」

「あ、先生、
この古い雑誌を整理したいのですが!!」

「あぁ!
処分したい本は、
この部屋の前の廊下に出して、
不要とメモ書きつけて出してくれ!」

「はい!」

「もう4時半だから、
また次にやろう!
活動日は……。
月、水、金とかどうか?」

「基本、それで。」

「うん、いいじゃん!!」

「じゃあ先生、
月、水、金が活動日にします。」

「分かった!
これから1年間、
よろしくな!」

「はい!」

「これ、新しい内線表!
差し替えておいてナ!」

「はい!」

そのうち、月、水、金だけでなく、
毎日活動する羽目になるとは、
この時、誰も思わなかった!