「…家帰ったら覚えてろよ。」 耳元で囁かれ、肩が、揺れる。 「ごめんなさい…。」 声に出して言ってみても雄大には届かなかった。 ────バン!!!!! 叩かれた、私の、机。 「由依、ちょっと。来てくれるよね。」 疑問形でない話し方の、怒った顔の、目の前のかおり。 運よくチャイムが鳴って先生が入ってきたけどかおりは 「先生、如月さんがお腹痛いみたいなので保健室行きます。」 と、だけ言い残し教室を出て行った。 私は大人しく後を追うしか無かった。