さーて、荷物もまとめたしそろそろ帰ろーかな


で、校門に来たわけだけど



なんか、あいつがいるんだけど


まさか、本当に私の勘が当たってたとは

ここは知らないふりで乗り過ごそう


そう思って校門を抜けようとしたときーー


「ちょーっと、待ってくんねぇ?そこの人」


あぁ~やっぱだめか....


「はい?何ですか?」


「さっき、俺のこと見てたよね?」



うーん、ここは素直に答えるべきか否か


よし!素直に答え....ないでおこう!

「いいえ、見ていませんが?それがどうかしましたか?」



「いやいやー、俺ら目があったじゃん」



う、そうきたか



でも、見てないって言ったし


こうなったら最後まで嘘を突き通そう


「いやいやー、ぜんっぜん目なんてあってませんし、それにあなたのことなんて見てませんって言いましたよね?」


んー、我ながら苦しい



って、あらあらなんか、あいつの周りが黒くなってきてるような....アハハまさかね....うん


「正直に答えろよ、見たか、見てないか、」



あー、怒らせちゃった