それなのに如月さんを恨むなんて筋違いも良いとこだけど、それでも狡いと思った。 私もその場所に立ちたかった、一年生の頃からずっと。 「…っすき、だったのに… 小田切君のこと… …っずっと… ずっと好きだったのに…!」 止まらない涙は、次々に頬を滑る。 拭っても拭っても、溢れ出てきて目の前が真っ暗になりそうだった。