「え?お、落合君…?」
困惑気味に首を傾げるが、落合君は私の手首を掴んだままどこかに引っ張り出した。
「な、何…っ?」
無理矢理立たされて引き摺られるようにして教室を出る。
踏ん張ってその場に留まろうとしてもそれ以上の力で引っ張られる。足が絡まって、転けそう。
「や、やだ…離して…っ」
「黙って着いてきて。ここだと人が多いから」
強引な落合君に引き摺られる私は人目を浴びる。誰かと一緒にいるところをあまり見かけない落合君だから尚更。ここは黙って着いて行った方が良策かもしれない。
と私は自分の足で歩き始めた。

