そんな調子でしたから、 美奈子は、 決して性格の優しい少女というわけではありませんでした。 けれども、 そこは母の血を受け継いだのでしょう、 根は素直で真っすぐな少女でした。 勉強は、 母ほどではないにせよ できませんでしたが、 人懐っこい彼女は、 男女問わずみんなに好かれました。 なに不自由なくすくすくと成長し、 高校生になった美奈子は、 娘盛りの青春時代、 女という生き物が もっとも美しく輝くときに、 数多くの恋を経験していくことになります。 <プロローグ 終わり>